塗装サンプル

夢工房ハイライトでは、30年間にわたって多くのバイクを塗装してきました。ここでは、バイカーズステーション誌の佐藤編集長からお借りした写真を元に、どのような塗装を行っているのかを解説します。なお、佐藤編集長にはここで改めてお礼を申し上げます。

bimota db1/レッドのキャンディ

bimota db1/赤のキャンディ
深みのある赤のキャンディで塗ったパワーハウス代表の中野さんのdb1です。かなり塗り重ねていますが、やはり染料を使ったカラークリアを使っているので、透明感のある仕上がりになっています。燃料タンクのストライプは代表のマシーンだけにちょっと太く長めで、赤色の”bimota”の文字はカッティングシートを貼って立体的にしました。(オーナー:中野鉄雄さん)
※バイカーズステーション誌1989年12月号に掲載。これらの画像の版権所有者は株式会社遊風社です。無断でコピーしたり転載したりすると法律で罰せられます。

bimota db1SR/ブラックのパール

bimota db1SR/黒のパール
これは私のdb1で、2回目に塗った色です。最初は茶色のキャンディで塗ったのですがレースで転んでしまい、なるべくコンパクトに見えるように黒のパールで塗り直しました。赤のストライプはキャンディ塗装で、金色のラインで縁取っています。またFRP製のボディは、アンダーカウルの下側にルーバーを付けたり、シートカウルの内側にトランクスペースを設けたり、独自に改造しています。(オーナー:岡 悟)
※バイカーズステーション誌1990年8月号に掲載。これらの画像の版権所有者は株式会社遊風社です。無断でコピーしたり転載したりすると法律で罰せられます。

bimota db1SR/グリーンのキャンディ

bimota db1SR/グリーンのキャンディ
このdb1SRもクリア塗料に染料を混ぜた独自の塗装方法でキャンディに塗ったものです。グリーンのキャンディはムラになりやすく塗るのが難しいのですが、最後にグリーンにわずかに黒を混ぜた塗料を薄く塗って色合いを締めました。それがかえって深みを増す結果になっています。写真からも陰影が強いのが分かるのではないでしょうか。(オーナー:三輪康志さん)
※バイカーズステーション誌1990年8月号に掲載。これらの画像の版権所有者は株式会社遊風社です。無断でコピーしたり転載したりすると法律で罰せられます。

bimota db1SR/ブルーのキャンディ

bimota db1SR/ブルーのキャンディ
比較的スタンダードなブルーのキャンディです。キャンディ塗装というと、メタリック系の下地の上にあらかじめ着色されたカラークリアを塗り重ねるのが普通ですが、重ねるたびに色が濁る傾向にあります。そこでハイライトでは、クリアに染料を混ぜた塗料をシルバーの上に塗り重ねる独自の方法で、透明感や奥行き感を出しています。(オーナー:岡 佑之さん)
※バイカーズステーション誌1990年8月号に掲載。これらの画像の版権所有者は株式会社遊風社です。無断でコピーしたり転載したりすると法律で罰せられます。

bimota db1SR/金色のキャンディ

bimota db1SR
名古屋の方がオーナーということでパワーハウス代表の中野さんからシャチホコ仕様にしようと提案があり、金色に塗りました。金色は通常、”金粉”と呼ばれるブロンズの粉を吹きますが、これはシルバーの上に黄色い染料を混ぜたクリアを塗り重ねた金色のキャンディ塗装としました。仕上げにわずかに黒を混ぜて吹き、エッジを引き立てています。(オーナー:加藤康隆さん)
※バイカーズステーション誌1989年12月号に掲載。これらの画像の版権所有者は株式会社遊風社です。無断でコピーしたり転載したりすると法律で罰せられます。

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