店主ブログ

T氏のMHRの巻 その1

少し前になりますが、HPから嬉しいコメントを頂きました。
20代に憧れた『パワーハウス』中野さんのMHRを、今の自分なりのカスタムで造りたいと言う問い合わせでした。
とは言えその殆どは外装によるカスタム&ペイントとなります。
その時期の塗装は私の師匠、堀さん(フリーダム)が行っており、私が行ったのは後を引き継ぎ、以来30年余りの作品となります。
その旨お話しし、懐かしい話に花を咲かせながら進めてまいりました。
以降、Tさんの承諾を頂、ブログに更新していきたいと思います。

まずは、下地の前の作業。
(これの下地ですが・・・)

TS3Y0311
今回はNCRのカウルでは無く、純正のカウルを加工して使用します。
これは思いのほか大変です。
ウインカー変更の為本体の取り付け穴を塞ぐ作業とアッパーカウルとアンダーカウルの接合作業です。
FRPの加工、修理の際新たにFRPを貼る場所の旧塗膜派は出来るだけ剥離します。

TS3Y0348

TS3Y0345
ウインカー穴を裏から塞いだ後は表の塗膜を削り、FRPのチップでパテのように盛付けました。
アンダーカウルは適当な大きさでカットしています。 ここでも接合部分の段差埋めはチップです。
パテは最小限にしました。

TS3Y0347
反対側ですが曲面が気に入らなく、強制的に造り直して見ました。

TS3Y0346
左右良い感じになってきたので、ここから前面塗膜を剥がしクラック等の修理と面だしとなります。

TS3Y0320
アルミタンクはTさんが入手した中古品を再塗装します。
当初気が付かなかったキャップ面(写真の左側)が水平でないのを発見。
乞いにして頂いている『サブクラフト』さんに持ち込み修理をお願いしました。

TS3Y0329
写真の向きは反対ですがきれいに直っています。 すばらしい!

ここまで下地の下地の巻とします。

おしまい。